HOME > ニュースページ > 安全保障&軍事 > 詳細

中国広東省で軍用機墜落 4人負傷

2012年12月04日

 【新唐人2012年12月5日付ニュース】中国広東省汕頭市(スワトウし)で12月4日、中国空軍の殲-7(J-7)戦闘機が民家に墜落し、炎上。4人が負傷しました。同日午後、汕頭市内の下着工場でも火災が発生し、14人の少女が死亡しました。

 
12月4日午前9時ころ、訓練中の殲-7戦闘機が離陸の際、機器の故障が原因で汕頭空港の付近に墜落。パイロットは墜落の直前にパラシュートを開いて脱出に成功しました。墜落した戦闘機は2階建ての民家を直撃し、炎上。住民4人が負傷し、うち3人は軽傷で、26歳の女性が重傷を負いました。後に、中国国防省もこの情報を認めました。
 
衛星写真やネットユーザーが撮った現場の写真から判断すると、戦闘機は国道232号線の西側の住宅地に墜落したと見られます。地図から見ると、墜落地点は汕頭市から川をはさんで直線距離でわずか900メートルです。多くのネットユーザーは、“パイロットは事故の際、自分の生死のみを考慮し、墜落する場所が住宅地である事を考慮していないのでは?”、“もし人口密集地域に墜落していたら、大惨事は免れない”と疑問を投げかけます。
 
戦闘機殲-7(J-7)は、中国空軍の主力戦闘機の一つですが、2006年より生産が停止されています。不完全統計によると、2004年と2010年にも同型機による墜落事故がありました。
 
戦闘機殲-7(J-7)が墜落したこの日、汕頭市内で別の事件が発生しました。午後3時ころ、汕頭市潮南(ちょうなん)区の下着工場で火災が発生し、200平米が全焼。消防車13台が1時間かけて火を消し止めました。15人が病院に運ばれ、うち14人が死亡。残り一人も重傷を負っています。地元メディアによると、火災は放火によるもので、死亡した14人は、いずれも14歳からの20歳までの少女だそうです。
 
微博(ミニブログ)の情報によると、事件の犯人は工場の元従業員で、給料の未払いに怒り、腹いせに放火。犯人は同日夜10時、広東省普寧(ふねい)市で逮捕されたそうです。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
 
(翻訳/坂本  ナレーター/村上 映像編集/工 )
 
戦闘機 殲-7(J-7)
 

【中国語】军机坠 大火烧 汕头一天双祸

トップページへ